振電スペクトル

GaussView 6では、振電スペクトルとDuschinsky行列を含む、振電相互作用解析結果の表示を新たに可能にしました。例として、一光子吸収振電スペクトルの結果を下図に示します。計算により得られた遷移(青い棒線)とそれに対応するスペクトル(赤い曲線)および最終的なスペクトル(黒い曲線)を以下のプロットに全て表示することが可能です。

下図に示すDuschinsky行列は、色調の濃淡を白色(0%重なり)から濃色(100%重なり)まで調整することで、始状態と終状態の重なりを示したものです。例として、以下の図から40番周辺の始状態と終状態の重なりが40-60%である領域を見ることができます。