CONFLEX マニュアル

cifファイルを用いた結晶構造最適化

ここでは、CONFLEXのインストール場所の

CONFLEX/Sample_Files/CONFLEX/crystal/optimization/cif_file

フォルダ内の「tartronicacid.cif」ファイルを例として説明します。

このファイルをご自身のホームディレクトリー以下の適当な場所にコピーして作業を行なってください。

  1. 「File」メニューから「Open」をクリックし、コピーした「tartronicacid.cif」ファイルを開きます。
  2. ファイルを開く際、ファイルタイプは「Cif File (*.cif *.cmf)」を選択してください。

    Crystal Opt 1
  3. 「Molecule Box」ダイアログのLabelアイコンLabel iconをクリックし、原子の通し番号を確認します。
  4. 下のステップで二重結合の結合次数を設定しますので、ここで原子番号を確認してください。

    Crystal Opt 2
  5. 「Calculation」メニューから「CONFLEX」を選択し、 CONFLEX Settingsダイアログを表示させます。
  6. Crystal Opt 3
  7. CONFLEX Settingsダイアログの「Detail Settings」をクリックし、詳細設定ダイアログを表示させます。
  8. Crystal Opt 4
  9. まず、計算の種類を設定します。
  10. 左上にある「General Settings」ダイアログの「Calculation Type:」プルダウンメニューから「Molecular Crystal」を選択します。

    Crystal Opt 5
  11. 次に、最適化方法を設定します。
  12. 左下の「Crystal Optimization」ダイアログの「Crystal Optimization:」プルダウンメニューから「ALL」を選択します。格子定数や空間群は、cifファイル内の値が表示されます。

    Crystal Opt 6
  13. 詳細設定ダイアログの「Edit & Submit」をクリックします。
  14. Crystal Opt 7
  15. 分子の結合次数を「CIF_BOND=」キーワードにより設定します。
  16. 入力分子の2-6、3-8原子間の結合は2重結合ですので、

    CIF_BOND=(2,6,1)
    CIF_BOND=(3,8,1)

    の「1」を「2」に変更します。

    * 原子の通し番号は、分子ウィンドウで確認します。

    Crystal Opt 8
  17. 結合次数が正しく設定されていることを確認し、「Submit」をクリックします。
  18. 結晶構造最適化ジョブが実行されます。

    Crystal Opt 9
  19. ジョブが実行されると「Job Manager」が表示されます。
  20. 「State」が「Finished」(ジョブ終了)となっていることを確認したら、赤枠部分をダブルクリックします。

    Crystal Opt 10-1

    ダブルクリックによって分子ウィンドウが開いて、最適化後の構造(tartronicacid-F.cif)が表示されます。

    Crystal Opt 10-2

    パッキング構造を表示する場合、Molecule BoxダイアログのControllerアイコンLabel iconをクリックし、分子ウィンドウに表示されたツールバーにある「Packing」ボタンをクリックします

    Crystal Opt 10-3
  21. フォルダーには、「tartronicacid.cif」の他に6つのファイル
    • tartronicacid.bsf
    • tartronicacid.bso
    • tartronicacid.ical
    • tartronicacid.ini
    • tartronicacid.sdf
    • tartronicacid-F.cif

    が含まれています。

  22. Crystal Opt 11