数式処理ダイアログ
Math Formula セルを利用すると、数値の数式処理ができます。カラムヘッダーをダブルクリックして表示されるダイアログで、 「Header Key」から「Math Formula:」を選択します。
使用できる定数と関数は、以下を参照してください。これらを組み合わせて、数値演算を行うことが可能です。
静的プロパティ
Math Formula は、8 つの数学定数を提供します：
- M_E
- オイラー数（自然対数の底）を返します
- M_PI
- 円周率を返します
- M_SQRT2
- ２の平方根を返します
- M_SQRT1_2
- 1/２の平方根を返します
- M_LN2
- ２の自然対数を返します
- M_LN10
- 10の自然対数を返します
- M_LOG2E
- 2を底としたEの対数を返します
- M_LOG10E
- 10を底としたEの対数を返します
Example
- M_PI
- 3.141592653589793を返します
数学関数
- abs(x)
- x の絶対値を返します
- acos(x)
- x のアークコサイン（逆余弦）を返します
- acosh(x)
- x ののハイパーボリックアークコサイン (双曲線逆余弦) を返します
- asin(x)
- x のアークサイン (逆正弦) を返します
- asinh(x)
- x のハイパーボリックアークサイン (双曲線逆正弦) を返します
- atan(x)
- x のアークタンジェント (逆正接) を返します
- atan2(y, x)
- 引数で指定されたの比率のアークタンジェント (逆正接) を返します
- atanh(x)
- x のハイパーボリックアークタンジェント (双曲線逆正接) を返します
- cbrt(x)
- x の立方根を返します
- ceil(x)
- x 以上の最小の整数を返します
- cos(x)
- x のコサイン (余弦) を返します
- cosh(x)
- x のハイパーボリックコサイン (双曲線余弦) を返します
- exp(x)
- Ex を返します。ここで x は引数で、 E はオイラー定数 (2.718…, 自然対数の底）
- floor(x)
- x 以下の最大の整数を返します
- log(x)
- x の自然対数 (㏒e) を返します
- log10(x)
- x の自然対数 (㏒10) を返します
- max(x, y, z, ..., n)
- 引数として与えた複数の値の中で最大の値を返します
- min(x, y, z, ..., n)
- 引数として与えた複数の値の中で最小の値を返します
- pow(x, y)
- x を y で累乗した値（xy） を返します
- random()
- 0 以上 1 未満の疑似乱数を返します
- round(x)
- x を四捨五入して、一番近いの整数を返します
- sin(x)
- x のサイン (正弦) を返します
- sinh(x)
- x のハイパーボリックサイン (双曲線正弦) を返します
- sqrt(x)
- x の平方根を返します
- tan(x)
- x のタンジェント (正接) を返します
- tanh(x)
- x のハイパーボリックサイン (双曲線正接) を返します
- trunc(x)
- x の小数点以下を削除し、整数の部分を返します
実例
round()
- round(4.7)
- 5 を返します
- round(4.4)
- 4 を返します
pow()
- pow(8, 2)
- 64 を返します
- sqrt(64)
- 8 を返します
- abs(-4.7)
- 4.7 を返します
- ceil(4.4)
- 5 を返します
- floor(4.7)
- 4 を返します
- sin(90 * PI / 180)
- 1 を返します（サイン90度をラジアンに変換）
- cos(0 * PI / 180)
- 1 を返します（コサイン0度をラジアンに変換）
- min(0, 150, 30, 20, -8, -200)
- -200 を返します
- max(0, 150, 30, 20, -8, -200)
- 150 を返します