CONFLEX マニュアル

結晶構造探索

ここでは、CONFLEXのインストール場所の

CONFLEX/Sample_Files/CONFLEX/crystal/search

フォルダ内の「tartronicacid.mol」ファイルを例として説明します。
このファイルをご自身のホームディレクトリー以下の適当な場所にコピーして作業を行なってください。

  1. 「File」メニューから「Open」をクリックし、コピーした「tartronicacid.mol」ファイルを開きます。
  2. Crystal Search 1
  3. 「Calculation」メニューから「CONFLEX」を選択し、 CONFLEX Settingsダイアログを表示させます。
  4. Crystal Search 2
  5. CONFLEX Settingsダイアログの「Detail Settings」をクリックし、詳細設定ダイアログを表示させます。
  6. Crystal Search 3
  7. まず、計算の種類を設定します。
  8. 左上にある「General Settings」ダイアログの「Calculation Type:」プルダウンメニューから「Crystal Search」を選択します。

    Crystal Search 4
  9. 次に、最適化方法を設定します。
  10. 左下の「Crystal Optimization」ダイアログの「Crystal Optimization:」プルダウンメニューから「Rigid」を選択します。

    Crystal Search 5
  11. 次に、探索方法を右下の「Crystal Search」ダイアログで設定します。
  12. 以下の各項目を設定します:

    Rotation Method:
    Grid
    Rotation Step:
    30.00
    Position Prediction Method:
    Random
    Trial Structures:
    20
    Crystal Search 6-1

    探索の空間群を「P212121」に設定します。

    「Search Space Group:」の「Select」をクリックし、表示されるダイアログから「P212121」をチェックします。

    それ以外のチェックボックスがチェックされていないことを確認して、「OK」をクリックします。

    * 各設定は探索結果に影響します。各設定の詳細はマニュアルチュートリアルをご覧ください。

    Crystal Search 6-2
  13. 詳細設定ダイアログの「Submit」をクリックします。
  14. 結晶構造探索ジョブが実行されます。

    Crystal Search 7
  15. ジョブが実行されると「Job Manager」が表示されます。
  16. 「State」が「Finished」(ジョブ終了)となっていることを確認したら、赤枠部分をダブルクリックします。

    Crystal Search 8-1

    ダブルクリックによって開く分子ウィンドウには、探索により得られた結晶構造が表示されます。その他の結晶構造は、「Property Box」ダイアログにリストされており、エネルギー値をクリックすることで、その結晶構造が分子ウィンドウに表示されます。

    パッキング構造を表示する場合、Molecule BoxダイアログのControllerアイコンLabel iconをクリックし、分子ウィンドウに表示されたツールバーにある「Packing」ボタンをクリックします。

    Crystal Search 8-2
  17. フォルダーには、「tartronicacid.mol」の他に7つのファイル
    • tartronicacid.bso
    • tartronicacid.cpt
    • tartronicacid.csp
    • tartronicacid.ical
    • tartronicacid.ini
    • tartronicacid-FCS.cif
    • tartronicacid-PCS.cif

    が含まれています。

  18. Crystal Search 9