CONFLEX 新機能
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CONFLEX ver.6.7 新機能のご紹介

  1. 分子力場関連
    • OpenMPによるマルチスレッド化を部分的に行いました。マルチコアCPUを搭載したマシンにおいて、構造最適化などのパフォーマンスが向上しました。
    • 水素原子の位置だけを最適化するオプションを追加しました。従来から導入されていた水素原子自動追加機能と組み合わせると、結晶構造の利活用の際に便利です。
    • 荷電子数を古典的に扱うことが難しい元素を含む分子を力場計算で扱うため、指定原子の荷電子数を設定できるようにしました。
    • 静電相互作用エネルギーの計算法を他の力場で使われている手法に変更できます。
  2. 配座探索関連
    • 部分構造の配座探索を行うために、構造摂動法FLAP/FLIP/SROTの選択的指定が簡単にできるようにしました。
    • NMR-NOE情報などに基づいた原子間距離制限による構造最適化や配座探索を行うため、Half-Harmonic関数とMorse関数を使ったPseudo Force計算を導入しました。
  3. 立体配座解析機能
    • Imai-Karplus式によるNMRの結合定数計算法(3JHHM)を導入しました。
  4. 結晶計算関連
    • 結晶計算の実体アンサンブルとなる単位格子を拡張するためのオプションを追加しました。これを指定することで、拡張格子(スーパーセル)を実体アンサンブルとする結晶計算を容易に実行することができます。
    • CIF形式の分子構造入力ファイルを用いた場合、結合次数や原子電荷の指定をできるようにしました。
    • 原子のシリアル番号や原子番号で指定した原子に関わる結合長を任意の長さに設定できるようにしました。
    • 水素原子の結合長を指定した力場の標準結合長に一括して修正できるようにしました。

CONFLEX ver.6.20 新機能のご紹介

  1. 溶媒効果関連
    • オクタノールの溶媒効果パラメーターを決定しました。これにより、オクタノールを溶媒として構造最適化を行うことが出来るようになりました。
    • LogP自動計算機能を追加しました。水とオクタノールの溶媒効果を自動的に求めて、算出します。
    • 溶媒接触可能表面積(SA)計算の、計算手法およびパラメーターを改良しました。
    • GB/SA計算に用いるvdW半径算出法を改良しました。
  2. 結晶計算の改良
    • 結晶計算の並列処理を全面的に改善しました。
    • 結晶エネルギー計算と結晶構造最適化を、並列分散処理を行なうように修正しました。
    • 全ての空間群で、分子間相互作用エネルギーの解析的微分が求められるようにしました。
    • 一部の空間群において、分子間相互作用エネルギーの解析的微分を正しく求められなかった問題を修正しました。
    • CMF形式の分子構造ファイルを入力として用いて孤立系の構造最適化を行った場合に、最適化構造と入力構造の全原子を対象とした重ね合わせを行なった後に種々の出力を行なっていましたが、これを重原子のみの重ね合わせに変更しました。
    • vdW相互作用エネルギーと静電相互作用エネルギーを出力する際、オリジナル分子が存在するUnit Cell内のみの各エネルギーの合計を出力していました。これを、結晶計算の対象となった全vdW相互作用と全静電相互作用エネルギーをそれぞれ出力するように変更しました。格子エネルギーはこれらのエネルギーの和として定義されます。
    • オリジナル分子に複数の分子が含まれる場合、出力される全原子数が正しくなかった点を修正しました。
  3. 簡易ホモロジーモデリング
    • PDB形式の分子構造ファイルで入力分子構造が与えられた時、簡易ホモロジーモデリングを行うことが出来るようになりました。
  4. 力場の改良
    • ねじれ角パラメーターの自動生成機能を追加しました。
    • ユーザーによる原子タイプの指定ができるようになりました。
    • MM2,EMM2,MM3のbond stretchに関連する交差項に、電気陰性度修正(Electronegativity correction)を適用するように修正しました。
    • MM3力場などにおいて、化学効果による伸縮や変角のパラメータ補正が正しく適用されていなかった問題を修正しました。
    • Fe,Znイオン錯体の計算を行う時に生じるエラーを修正しました。
    • 多数のMMFF94s用パラメーターを追加しました。
  5. 配座探索関連
    • 配座異性体が存在しない分子に対して、並列配座探索を行った場合に生じる問題を修正しました。

CONFLEX ver.6 新機能のご紹介

  1. 溶媒効果を取り入れた構造最適化・振動解析計算(MMFF94s)
    • GB/SAモデルを用いた計算が、構造最適化・振動解析および配座解析まで適用範囲が広がりました(CONFLEX5では、初期構造あるいは孤立真空中の最適化構造に対する溶媒効果しか評価できませんでした)。利用できる分子力場はMMFF94sです。
    • 気相中および溶媒中における構造最適化を自動的に行い、それぞれで得られたエネルギーから溶媒和による安定化エネルギーを求めることが出来ます。ただし、配座探索と同時に計算することは出来ません。
  2. 結晶構造最適化
    • CONFLEX独自のアルゴリズムに基づき、結晶構造計算を行うことが出来るようになりました。X線結晶構造が既知である有機化合物に対して、配座異性体や分子配向の違いに由来する様々な結晶構造を最適化することが可能です。それにより、結晶多形のエネルギー評価を容易に検討することができます。また、類縁化合物の結晶構造が知られていれば、未知の結晶構造についても、計算することが可能です。
  3. アミノ酸残基置換機能の追加:PDBファイルオプション
    • CONFLEXの入力ファイルとしてタンパク質構造データベース(Protein Data Bank: PDB)のファイル形式(.pdbファイル)を用いた場合に限り、ユーザーが指定したアミノ酸残基を任意の必須アミノ酸残基に置換できるようになりました。この「アミノ酸残基置換機能」によって、構造既知のタンパク質の一次配列を変更することが可能になり、ホモロジーモデリングと同様な操作が可能になりました。
    • PDBの登録データには、いくつかのアミノ酸残基の側鎖原子の座標情報が欠落していることがあります。このような不完全なPDB登録データを入力構造ファイルとしてCONFLEXを実行した場合に、エラーメッセージを出力するようにしました。また、新たに追加された「アミノ酸残基置換機能」を用いて、欠落していたアミノ酸残基の側鎖原子座標を発生させ、正しい分子構造の計算が実行できるようになりました。
  4. 配座探索オプションの追加
    • 回転異性体が予想される結合のStepwise Rotationのステップ数を、指定できるようになりました。これによって、高分子材料や生体高分子の、限定的な配座探索も可能になりました。ただし、この方法を用いると十分な配座探索が出来ないため、得られた配座異性体を解析する際には注意が必要です。
  5. MMFF94s用力場パラメーターの追加
    • 弊社で開発したMMFF94s用の力場パラメーターを追加しました。これによって、MMFF94s力場で計算できる分子種が増えました。
  6. フロンティアモード追跡(FMF)法 (配座変換遷移状態探索)
    • 配座変換の遷移状態を探索するため、独自に開発したフロンティア振動モード追跡法を導入しました。ただし、現時点では利用方法は限定されています。

CONFLEXの以前のバージョンについてはこちら

CONFLEX今後の開発予定
  1. ユーザー用パラメーター再定義
  2. 分子フラグメントの最適化
  3. 水素原子位置のみの最適化
  4. 自由エネルギーの低波数補正
  5. ユーザーパラメーター再定義
  6. タンパク活性サイト内配座探索
  7. 簡易ホモロジーモデリング
  8. 液滴モデルによるMD法
動作環境
OS:  Windows XP
Redhat Linux 8 以上
Mac OS X 10.4 以上
プロセッサー:1.0GHz以上
ディスク:40GB
メモリ:256MB以上
参考資料
CONFLEX カタログ (PDF)
CONFLEX&Gaussian連携(PDF)
CONFLEX チュートリアル(PDF)
文献
コンピュータプログラム
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